5月25日(水)「大都市防災~都市の安全性とは・火災被害に焦点を絞って~」
東京大学教授 廣井 悠氏
関東大震災より100年。都市は安全になっているのか?という観点からお話をいただいた。
⚪︎出火率は低下しているものの出火件数は増えている可能性がある。東日本大震災時は停電時のローソク火災が多かった。
⚪︎都市の燃えやすさは低減していると思われるが、耐火建築物といえど燃える。
⚪︎消防力は格段に進化しているが、出火件数が多いと追いつかない。
⚪︎避難路や避難場所も整備されてきたが、大都市の帰宅困難者の問題は大きい。
"文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその劇烈の度を増す"
普段の生活から、出火防止、消火・消防対策、延焼防止、避難対策に努められるよう、定期的な訓練も必要と感じた。